起業、開業するので屋号を考えているのですが、好きに決めていいのでしょうか?
もちろん好きな屋号でも良いですが、私が意識しているポイントをご紹介します。今回の考え方は、屋号だけではなくイベント名や商品名を考えるときにも使える手法ですので参考にしてみてくださいね。
そもそも屋号とは
屋号とは、法人や個人事業主が事業を開始する際に、その企業や事業を識別するために使用される名称のことです。それでは、早速、屋号の考え方についてお話します。
屋号に業種を入れる
今は検索の時代。できるだけ検索に引っかかるような屋号を意識しています。
・ステーキハウス○○
・エステサロン○○
・○○デザイン
・○○塾
etc
サービス名、業種などで検索した人にも上位表示されるような屋号だと良いですね。
誰でも読める屋号に
幅広い年齢層のお客様が読める屋号がオススメ。
ローマ字やフランス語はやはりわかりにくい屋号になりますが、お洒落なので使いたい、こだわりがあって使いたい、という方もいらっしゃるかもしれません。
使用する場合は、毎回HPやロゴにも読み方のルビを打つなど工夫をするといいですよ。
屋号に記号を混ぜない
A&B、A・B、A-B など
エーアンドビー?エー&ビー?
大文字小文字? カタカナ? 半角?全角??
どう入力したらいいのか、お客様が迷ってしまい検索しにくい名前はあまりオススメしません。
また、ハッシュタグも認識しないので出来るだけ使用しないほうがいいです。
このように青文字のところしか、ハッシュタグとしては認識していませんので、Instagram等で投稿しても屋号が認識されないという結果に。
覚えやすい屋号に
お客様がお店の名前を見かけるのはほんの一瞬かもしれません。例えば、信号待ちの間に見たとか、夕方のテレビで紹介されていたなど、、
「なんて名前だったっけ?」
と後から検索する場合にも 思い出してもらいやすい屋号がGOOD!
実際に検索してみる
屋号の候補ができたら、Googleで検索してみてください。Instagramで検索するのも忘れずに。
できれば他に同じ名前のお店や企業がない方が理想的です。逆に既に同じ屋号があるとか、その屋号でハッシュタグが沢山出てくるという場合は、お客様ものちのち検索で見つけにくく、ハッシュタグでも埋もれる可能性があります。
ドメインが取れるか確認
屋号でドメインが取得できるか確認してみましょう。ドメインとはホームページのアドレス部分のことです。
お名前ドットコムなどで調べることができます 。
一般的な、.com .net がオススメです。
SNSのユーザーネームが取れるか確認
ユーザーネームとは、SNS等を利用する際のアルファベットや数字を組み合わせた名前のことです。
Facebookページ、X(エックス)、Instagramで共通して同じユーザーネームを取得できるのが理想です。
同じユーザーネームが取れれば、お客様に伝えるときも簡単ですし、お客様が他SNSで検索するときも予想できたり、また名刺等にのせるときもシンプルに表示することができます。
なかなか屋号だけで取れない場合は数字などを合わせてみてくださいね。
商標が取れるか確認
商標を取るつもりが無い場合でも、すでに商標登録されている屋号やマークなどを使用してしまうと後から大変なことになりますので、チェックは必須です!
既に屋号を持っている場合の裏技
既存の屋号が今までのポイントに当てはまらない場合
・WEBやSNS上だけで利用するロゴを工夫
・お客様から呼んでもらいたい屋号をハッシュタグなどで提示
こんな裏技で検索に強い屋号に変身させることもできますよ。
まとめ
- 屋号に業種を入れる
- 誰でも読める屋号に
- 屋号に記号を混ぜない
- 覚えやすい屋号に
- 実際に検索してみる
- ドメインが取れるか確認
- SNSのユーザーネームが取れるか確認
- 商標が取れるか確認
- 既に屋号を持っている場合の裏技
今の時代は、SNSやGoogleでの検索を意識した屋号や工夫が集客へ繋がるポイントですので、しっかりと考えてみてくださいね。
コンサルタント
地方や田舎の小規模店舗のブランディングとSNS集客を得意とするプロデューサーの松岡菜々美です。新店舗のオープンから既存店の立て直し、リブランディング等、お客様をファンにするお店づくりを二人三脚、サポートしています。
TwitterとInstagramのフォロワー数を3ヶ月で3,000人増、リール動画1投稿最大30万回再生。1年間のメディア取材50件以上、Googleビジネスプロフィール閲覧数(1ヶ月)5万件以上増加などのプロデュース実績。
商工会議所や商工会の選定した専門家(エキスパート)として登録。セミナー・講演実績も多数。