予約のとれない人気のA店と
安くて旨いB店
繁盛する店、しない店というと、少し語弊があるかもしれません。
現実には、あり得ないですが、
同じように素敵な人柄の店主さんがされていて、
美味しい料理を出す腕があり、
オープンの時には同じ工務店に建ててもらったとします。
そんな二つのお店ですが、1年後には、一つのお店は予約のとれない人気店。
もう一つのお店は、安くて旨いけど経営難の店。
になっているとします。
予約のとれない人気店をA店
安くて旨い店がB店
とします。
B店のようなお店はよくありますよね。美味しくて安いのにお客さんの多くないお店。
(消費者からしたら、ありがたいお店だったのに、気づいたら閉店してた…みたいな)
どうして、同じレベルのお店が同じようにやって違う結果になるのか、
最初のコンセプトと、日々の宣伝違い
私は、
最初のコンセプトと、日々の宣伝が違う。と思います。
まず、最初のコンセプトとは、
二人は、同じように『フランス料理のお店を出そう』と思ってお店を出すことを決めます。
スタートは同じ、
で、B店の店主さんは、『フランス料理』のお店を出すために、最初から資金の準備や物件探しなどを始めます。
かたや、A店の店主さんは、最初にどんな『フランス料理』のお店を出すか、考え始めます。
以前もお話した『需要から考える』です。この地域には、他にどんなお店があるのか、どんな人が住んでいるのか、
何に困っているのか、どんな店を必要としているのか??といったことです。
それを考えると、『誰に利用してもらいたいか』が、見えてきて、じゃあ『じゃあどんなお店にすればいいか』が
見えてきます。
例えば、ベットタウンだから、ママ会のランチに使ってもらおうとか、オフィス街ならビストロ(フランス料理居酒屋)にしようとか、結婚式場や駅などが近ければ2次会がとれるようにしようとか、、
都会なら分かりませんが、フランス料理などの高級店はランチをサービス価格で、夜を正規の料金で、食材原価もあげて出しているとこが多いです。
だから、本当は夜食べに行くのがシェフの本気の料理が食べられるので美味しいのですが、なかなか普通には夜、本格的なフランス料理に行くという習慣はないですよね。
そうなると、昼はお客さんで一杯だけど、夜は暇そうというお店が多くなってしまいます。ランチだけでは経営は難しいので、集客のために値下げや有料広告という方法に走ってしまうことになります。
重要なのはコンセプト設計
そうならないように、お店を作る前から入念な市場調査とコンセプト設計が重要になってきます。
コンセプトが決まれば、イメージするお店の外観や内装の資料、ロゴ、制服のイメージなどを集めて一枚のコンセプトシートにします。
それを持って、土地探しをし、工務店さんやデザイナーさんに依頼すると、ぶれない繁盛店ができあがります。
もし、このコンセプトが無ければ、何を基準に土地や物件を選んで、お店作りをするのか、、ということになります。
コンセプトがあれば、最初から、ベビーカーを置く場所や広いおむつ替えの出来るトイレ、キッズスペースが作れるし、2次会用のスクリーン用の壁がつくれるし、仕切りの無い部屋に出来るし、スタッキング出来る椅子と折りたたみテーブルを準備して最大限の収容人数を提供できるし、最適な導線と機器で厨房設計が出来るし、ターゲット客にあったロゴと内装のデザインが出来ます。
しかもコンセプトが面白ければ、オープン時にプレスリリースが出せるし、採用される確率も上がります、そしたら、無料でテレビや新聞に取り上げてもらえて、オープンは大成功です。
検索で引っかかるように、コンセプトを最初からWEB上にちりばめる事も出来ます。
あとは、日々の宣伝(=発信)をスタッフに任せるなり、ご自分でするなり、プロに頼むなりして、本業の料理に集中して経営されていけば、大丈夫です。
最初の話に戻りますが、安くて旨いB店もそれが最初からコンセプトなら大丈夫ですよ。最初から安くて美味しい料理が提供できる仕組みを考えていれば、安くても利益がでます。
ですが、コンセプトの無いまま、お店をオープンしてしまって、後から方向性を変えるのは、とても難しいですし、お金もかかります。
最初から、ぶれないお店を作ることが重要になりますので、お店をオープンする際は、ぜひコンセプトから考えてみてくださいね。
一人じゃ迷ってしまうから、コンセプトを一緒に考えて欲しいとか、デザインから販売促進、宣伝まで一括してプロデュースして欲しい、パソコンが苦手で出来る気がしない、、という方は、お気軽にご相談ください。
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コンサルタント
地方や田舎の小規模店舗のブランディングとSNS集客を得意とするプロデューサーの松岡菜々美です。新店舗のオープンから既存店の立て直し、リブランディング等、お客様をファンにするお店づくりを二人三脚、サポートしています。
TwitterとInstagramのフォロワー数を3ヶ月で3,000人増、リール動画1投稿最大30万回再生。1年間のメディア取材50件以上、Googleビジネスプロフィール閲覧数(1ヶ月)5万件以上増加などのプロデュース実績。
商工会議所や商工会の選定した専門家(エキスパート)として登録。セミナー・講演実績も多数。